抗肥満メカニズム(backup)

メカニズム:抗肥満作用(経路①)

PandoraBeauty®(パンドラビューティ)の抗肥満作用のメカニズムに関しては、これまでの検討において、脂肪代謝に関連するタンパク質の発現に影響していることが推察されている。
抗肥満作用の作用機序については、3つの経路が考えられている。
一つ目の経路としては、PandoraBeauty®を摂取することによってLKB1という酵素(タンパク質)をリン酸化して活性させ、活性化されたLKB1がAMPK(AMP活性化プロテインキナーゼ)を活性化させる。次に、活性化されたAMPKがACC(アセチルCoAカルボキシラーゼ)を不活性化させることによって、脂質合成経路の因子のひとつであるマロニルCoAの濃度を低下させる。その結果、脂肪酸合成阻害が起こる。それと並行して脂肪酸のβ酸化を促進させる役割を持つCPT1が活性化され、その結果、脂質(脂肪酸)のβ酸化(脂肪燃焼)が促進される。
また、AMPKがHMG-CoA還元酵素の阻害(不活性化)させることによって、コレステロール合成経路の因子のひとつであるメバロン酸の濃度を低下させる。その結果、コレステロール合成阻害が起こる。(176秒)

●LKB1(Liver Kinase B1)は、セリン・スレオニンキナーゼであり、AMPKをリン酸化して活性化する酵素の一つである。
●AMPK(AMP活性化プロテインキナーゼ)は、糖や脂肪の代謝に関与している重要な酵素の一つである。●ACC(アセチルCoAカルボキシラーゼ)は、脂肪酸合成に必要な酵素である。 ●HMG-CoA還元酵素(3-hydroxy-3-methylglutaryl-CoA reductase)は、コレステロール合成に必要な酵素である。
●CPT-1(カルニチンパルミトイルトランスフェラーゼ1型)は、カルニチンとアセチルCoAを結合させアシルカルニチンとするが、マロニルCoA によって抑制される。

メカニズム:抗肥満作用(経路②)

抗肥満作用の作用機序の二つ目の経路としては、PandoraBeauty®が一つ目の経路と同様にAMPKを活性化させ、さらに活性化されたAMPKがPPARαも活性化させる。その結果、脂質(脂肪酸)のβ酸化(脂肪燃焼)が促進される。
さらに、三つ目の経路としては、活性化されたAMPKがPGC1αという因子とPPARδを活性化させることにより、脂肪酸のβ酸化が促進されるのと同時に遅筋繊維(赤筋)の増加を促進させる。すなわち、リバウンドしづらい体になることが考えられている。(102秒)

●LKB1(Liver Kinase B1)は、セリン・スレオニンキナーゼであり、AMPKをリン酸化して活性化する酵素の一つである。
●AMPK(AMP活性化プロテインキナーゼ)は、糖や脂肪の代謝に関与している重要な酵素の一つである。
●PPARα(ペルオキシソーム増殖因子活性化受容体α)は、脂肪のβ酸化(脂肪燃焼)をはじめ、脂質、タンパク質等の細胞内代謝と細胞の分化に密接に関与している転写因子群である。
●PPARδ(ペルオキシソーム増殖因子活性化受容体δ)は、筋肉における脂肪酸の取り込みおよび代謝(脂肪酸のβ酸化)を誘導する。さらに、遅筋繊維を増加させる役割を担っている
●PGC-1αは、ミトコンドリアの増加および筋肉の赤化(遅筋増加)に深く関与している。